はじめに
リーナーのしまだ(@m0sh1dawa)です。 先日、思い立って私が所属するリーナー見積の開発チーム内で相互理解の会を実施してみました。 本記事はその内容をまとめたものです。
なぜ相互理解の会を実施したのか
リーナーでは四半期ごとに期待合わせ会を実施しており、メンバー間でお互いの得意な技術領域や今後挑戦したい領域については把握できています。一方で、その背景に存在する各個人が大切にしている価値観や信念については把握しきれていないことが多いと感じていました。
チームとしてこのまま前進していくことは可能ではありますが、あらためてメンバー間での相互理解を深めることでチームとしての結束力を高め、今後事業的・組織的に厳しい状況に置かれてもチーム一丸となって粘り強く前に進み続けられると考え、以下の二点を主目的として相互理解の場を設けることにしました。
- 個人が大切にしている価値観を共有し合い、チームメンバー同士の理解を深める
- 大切にしている価値観を知ることで個人の言動の背景を理解しやすくなり、不要な誤解・ミスコミュニケーションを減らし、チームとしてより率直な議論を行えるようにする
※期待合わせ会については以下の記事を参考にしてください。
実施内容
普段はフルリモート勤務をしているリーナーの開発メンバーですが、せっかくなので会はオフラインでの実施とし、オフィスに集合しました。
相互理解のコンテンツとしては、書籍「エンジニアリングマネジャー入門」で紹介されている価値観ワークを採用し、参加者に負担を強いない事前準備不要の形式としました。 その他、場のルールとタイムテーブルを定め、Notionのページを投影しながら会を進行しました。
価値観ワーク
実施した価値観ワークは以下のような内容です。
自己理解その 1
次の価値観のうち、共感できる・大事にしている価値観を5つ選択する。
責任、擁護、自律、思いやり、協力、貢献、創造性、好奇心、信頼性、多様性、共感、倫理、卓説性、公平、家族、友情、楽しさ、成長、幸福、健康、誠実、謙虚さ、ユーモア、包括性、独立、知識、成果、自己啓発、精神性、完璧さ、権力、覚悟、確実性、成功、チームワーク、伝統、信用、多才、ビジョン、優しさ、富
自己理解その 2
- 価値観を選んだ理由を掘り下げる。具体的な過去のエピソードや体験を交えるとよりよい
- Notion に用意した各自のページに記入する
他者理解
- 各自記入した内容を発表し、そのまま他メンバーからの感想・質問コーナーにうつる
- 1.を参加者全員分実施する
相互理解の会を実施してみて
150分という長時間の会でしたが、あっという間に会が終わりました。 開発チームメンバー全員の笑顔を見ることができ、会の発起人としては非常にうれしかったです。
参加メンバーからも以下のような感想をもらえました。
- シンプルに楽しかった
- 複数人に共通する価値観で盛り上がれたのがよかった
- 日々の言動の裏打ちとなるような納得感があった
- 日々やることに追われてしまうが、チームで活動していく上で相互理解の時間を定期的に取るのは大事
普段はフルリモート勤務ですが、メンバーの異動や新メンバー加入のタイミングなど、チーム構成に変化があったタイミングでまた実施できるとよさそうという感触を得ています。
おわりに
今回はリーナー見積の開発チーム内で実施した相互理解の会についてご紹介しました。 会の終了後に懇親会も行い、当日は非常に充実した一日を過ごせました。悔やまれるのは会の写真を取り損ねたことです。次こそは忘れないようにします。
本記事が開発チーム内で相互理解の場を設けたいと思っている方の参考になると幸いです。