リーナー開発者ブログ

リーナー開発者の今を発信するブログです。

入社して気が付いたのは、リーナーには信頼して「任せる文化」があること。

「リーナー見積」を担当している井上です。

リファラル採用が多いリーナーでは珍しく、私は自己応募でリーナーに入社しました。きっかけとなったのは、技術者ブログです。BizDevMixの取り組みに魅力を感じて転職を決め、実際に入社したところ、ビジネスチームとのやりとりではさらなる驚きが待っていました。 今回は、私が入社してから感じたリーナーでの驚きと魅力についてインタビューしてもらいました。

「実際のところ、リーナーってどんな会社?」と思っている人は、ぜひ読んでみてください!      

リーナーに入社するまでのキャリア

―聞き手:リーナーに入社するまでのキャリアを聞かせてください!

井上:大学院を卒業した後、ソーシャルゲームを手掛ける会社に入社しました。Ruby on Railsを使ったサーバーサイドのAPI開発がメインでしたが、クライアントサイドの開発も担当しました。 もともとゲーム開発に興味を持ったのは、中学時代です。そのため、プログラミングを学ぶために高専に進学しました。ソーシャルゲームを手掛ける会社に入社したのも、プログラミングができるうえ、ゲームに携われる仕事がいいな、という考えからでした。

―サーバーサイドならではの仕事の面白さはいかがでしたか?

サーバーサイドは、ユーザーのお金やゲームのステータスが関係するため、バグが発生しないように正確につくらなければなりません。そこに面白味がありましたね。ソーシャルゲームはアクセスが集中することもあるので、集中したアクセスをさばく、テクニカルなスキルが要求されるところも好きでした。 ただ、ソーシャルゲームは売れ行きに波があり、低迷している時は予定を変えてテコ入れしなければなりません。短期的な目線での開発が多かったので、長期的な目線で開発できる職場への転職を決めました。

―2社目では、どんなお仕事を担当しましたか?

BtoBの会社で、テレビCMやマーケティング施策の効果の可視化や、効果を最大化するための支援ツールの作成を担当しました。長期的に仕事に向き合えたうえ、プロジェクトマネジメントやピープルマネジメントも任せてもらいました。プロジェクト全体を俯瞰して動く立場は私に向いていましたし、楽しかったです。 1社目はずっとゲームのアプリケーションコードの開発に携わっていましたが、2社目ではアプリケーションの開発や構築データ基盤などのインフラ構築、社内のDXプロジェクト、顧客との直接的なコミュニケーションなどさまざまな仕事に関わりました。

リーナーに入社を決めた理由

―転職を考えたきっかけを教えてください!

私の価値観が理由です。ひとつのプロダクトをじっくり開発して機能を追加し、価値を提供することでお客様からお金をいただきたいと思いました。また、マネージャーとしての仕事は学びもやりがいもありましたが、もう少し自分で手を動かしたいという気持ちもありました。 リーナーを知ったのは、技術者ブログがきっかけです。

zenn.dev

前職で技術について調べていて出会いました。転職活動を開始し、Ruby on Railsを使っている会社を探していたところ、リーナーが出てきたのです。「技術者ブログで見た名前だ」と気づき、興味を持ってさらにブログやnoteを読んだところ、この会社に入社したいと思うようになりました。

―リーナーのどんなところに魅力を感じましたか?

BizDevMixの取り組みです。お金や労力を投資して、ビジネスチームと開発の良い関係性を維持しているところに対し、「すごくいいな」と思いました。私は前職でもBtoBサービスを開発していたので、ビジネスチームと接する機会も多くありました。ビジネスチームとエンジニアでは目標が違っていたため、それぞれの行動が変わってしまうと、実体験を通じて感じていました。だからこそ、リーナーの経営陣がビジネスチームとエンジニアの関係性を気に掛けている点に好印象を持ちました。 フルリモートで働ける点もよかったですね。リモートでの業務経験もあり慣れていたのと、家族との時間を取りやすくなる点で魅力的でした。 カジュアル面談で安齋さんと話をする機会を得て、調達について説明を受けました。二次面接では現場の社員と話をし、そして最終面接と進むなかで、リーナーは自分と感覚的に合っていると思うようになりました。会社の規模がまだ小さいからでしょうか。全員野球で仕事に取り組んでいるのを知り、ここなら自分でもやれそうだという気持ちが高まりました。

入社前後のギャップ

―実際に働き始めてからは、入社前のイメージと入社後のイメージにギャップはありませんでしたか?

働き始めて驚いたのは、ビジネスチームとの日常会話に「ありがとうございます」が溶け込んでいることですね。ビジネスチームから依頼された仕事について「やりました」と連絡をすると、「ありがとうございます」とビジネスチームは自然にお礼を伝えてくれます。たいした仕事でなくても、必ずお礼を言ってくれるのです。やりとりがドライではなく、安心感がありますね。 ミーティングの議事録にも驚きました。一般的に、エンジニアはパソコンに向き合っている時間が長いので、ミーティング後にも当たり前のように資料を作成します。でもリーナーでは、フルリモートで働いているエンジニアが仕事しやすいように、ビジネスチームが議事録などの資料をすぐにNotionにまとめてくれます。後から確認したい点があっても、すぐに確認ができて助かっています。フルリモートだからこそ、試行錯誤を経て、このような取り組みをするようになったのでしょうね。

―普段の仕事からも、お互いを思いやっているのですね。

そうですね。加えて、普段からみんなが前向きに「お客様への価値提供」に取り組む姿勢を持って仕事をしていると感じています。ビジネスチームもエンジニアも「お客様への価値提供」に集中していれば、自然と事業が伸びていけるように経営陣が環境を整えてくれているのも関係しているかもしれません。

―リーナーならではの取り組みで、印象的なものはありますか?

Win-sessionですね。Win-sessionは、週に1回、全社ミーティングで「よかったこと」「頑張ったこと」「成果が出たこと」を褒め合う取り組みです。フルリモートで働いていると、業務に必要なコミュニケーションばかりになりがちです。しかし、週に1回しっかり時間を確保しWin-sessionを行うことで、普段は離れた場所にいるメンバーがお客様のために頑張っているとわかります。個人的にも、良い取り組みだと感じています。

入社後の仕事内容

―入社後の仕事内容を教えてください。

「リーナー見積」を手掛けています。リーナーでは、エンジニアをバックエンドとフロントエンドに分けておらず、私も両方を担当しています。ただ、今までフロントエンドの経験はあるものの、バックエンドに比べるとあまり強くはないので、得意なメンバーにいろいろアドバイスをもらいながら仕事をしています。 今は、「リーナー見積」のなかでも新機能の「図面DB」の開発チームに入っています。 図面を中心に見積業務を行っている製造業のお客様の課題として、 見積業務に煩雑な作業が必要だったり、調達コストの最適化へのアクションができていない、というものがありました。 これらの課題を解決するための、ファーストステップとなる機能を2025年5月にリリースしました。

leaner.jp

―「図面DB」もビジネスチームとエンジニアが協力しながら開発しているのですか?

ビジネスチームの数人とエンジニアチームの数人でチームを組み、日々ディスカッションをしながら進めています。「リーナー見積」は、中長期の経営計画を策定するマネージャー層が戦略を立てて開発計画を検討します。そのうえで細かい機能については、私たちのチームが任されています。ビジネスチームからは商談の動画を見せてもらったり、エンジニアも顧客インタビューに同席したりして、顧客理解に努め機能開発に反映しています。 顧客から困りごとを聞き、使いやすい機能を検討するフェーズは好きなので、楽しく仕事ができていますね。「リーナー見積」に対しては、「図面DB」に限らずお客様からたくさんの要望をいただいているので、まだまだお客様のためにやれることはあると感じています。

職場の風土

―お話を伺っていると、「図面DB」に意欲的に取り組んでいる様子が伝わってきます。

「図面DB」に集中できているのは、社員みんなが背中を預け合って頑張っているからです。既存の機能の使い勝手の向上に取り組んでいるメンバーもいれば、お客様からのお問い合わせに対応しているメンバーもいます。プロダクトを市場やお客様に広めるチームもあれば、従業員が働きやすいように環境をつくってくれているメンバーの存在も忘れてはいけません。自分たちでは見切れない部分は、他のメンバーに任せている。そんな「任せる文化」がリーナーにはあります。

―「任せる文化」に対し、井上さんはどのように感じていますか。

うれしいですね。もちろんプレッシャーも感じていますし、任されているからこそ、責任感を持ちながら仕事をしています。 開発をしていても、途中でトップダウンでのレビューが入り、「こうしなさい」と言われることはありません。信頼して任せてもらっているので、とても仕事にはやりやすさを感じています。

成長を感じる瞬間・今後の目標

―入社してまもなく1年が経ちますが、井上さんは成長を感じる場面はありますか?

今は開発に注力しているので、最新のRuby, Ruby on Railsでの機能や書き方を社内メンバーから学んでおり、エンジニアとして成長をしていると思います。 また、プロダクトデザインについてのガイドラインを整備したり、チーム全員でデザインに向き合えるような試みを通じて、デザインへの理解も進めています。

―井上さんは「リーナー見積」を通しお客様にどんな変化をもたらしたいですか?

調達業務は、大事だからこそ煩雑な業務が多くあります。本質的ではない煩雑な作業を、システムによって工数を削減したい。そして、良い製品をつくるためにサプライヤーと良い関係を築くなど、人でなければできない仕事にお客様が時間を割けるようにしたいですね。

転職活動中の人へのメッセージ

―最後に、リーナーはどんな人に向いている会社だと思いますか?

お客様に価値を届けることに興味がある人に向いていると思います。調達領域は、領域自体は大きいものの、ニッチな分野です。そんなニッチな分野で顧客理解をずっと続け、仕様をまとめることに楽しさを覚える人には合っているでしょう。